完璧主義・自分に厳しい 自分責め・自己否定をやめたい

『親孝行しなよ』正論は時に人を苦しめる。親に感謝出来なくても良いし親孝行しなくても良い

投稿日:2019年5月22日 更新日:

「親に感謝しなくて良い」と聞いて、どう感じる?

と聞いて、あなたはどう感じるだろうか?

 

「いやいや!親孝行するべき!」

「親に感謝しなくても良いなんて、そんな事言っちゃいけない」

「ふーん、別に親孝行しなくて良いんじゃない?」

「私は、こんな親孝行してるけどね!」

「私も、親に感謝できない・・」

 

とか、それぞれ育ってきた環境で価値観が違ったり色んな想いが、あると思います。

 

 

「親孝行するべき」って世の中の空気

複雑な家庭で育ってきた方にとっては、その【正論】が時に心を苦しめることがあるよーって話をしていく。

 

 

「親孝行が大事なのは分かってるよ!分かってるけど、親を許せないから悩んでるんだよ・・」

と罪悪感を持ったり、自分を責めている方に、楽になって欲しいので書きますね。

 

「親孝行するべき」という「正論」は時に人を苦しめる

(これは親子丼)


バスガイドだった20歳くらいの頃
50代のドライバーさんと小樽の石原裕次郎記念館でお客さん待ってる時←細かいw

 

たしか『ゆか親孝行してるか~』みたいな話になったのかな

 

自分の複雑な家庭環境をチラッと話して『だから親に対して恨みの気持ちがあるんですよ』と言った私に

『今まで誰のお陰で大きくなれたと思ってるんだよ』


・・・・

 

 

それはそうだよ、育ててもらったのは
ありがたいよ・・

 


そんなの分かってるよ
あー言わなきゃ良かった

 

ていうか、あなた私の親でしたっけ?

親でもないのに勝手なこというなよ

 

 

と、言われた方は

もう正直な心のうちを話すことはなくなるでしょうw

 

 

「本心を言って否定されたり、傷つけられるなら言わない方がいい」と本当に感じてる気持ちを話さなくなり

 

そして「親に感謝出来ない自分がダメなんだ・・」と自己否定の思考回路に入ってしまう。

 

「親には感謝しなければいけない」という呪縛

一人じゃ生きていけない赤ちゃんや幼児期から、今まで大きくなれたのは親のお陰。

 

けど、どんな扱いを受けてきたとしても
生んでくれたからって、
親に感謝【しなければいけない】の?

 


私が20歳の当時は、まだ母との関係は悪くて母の恋人も生きていたから、実家にはあまり帰らなかった。
(昨年、自ら命を絶った)

 

私にとっては地獄のような、あの家を出たかったから寮のある就職先を選んだのだけど。

 

用事があって車で帰省した時、家に母の恋人がいない時間帯をめがけて行った。

母の恋人に会いたくない。正確には会うのが怖かったから・・。

 

だけどその帰り道、私がこっそり母の恋人と会って帰らないか

母も車で途中まで、つけてきたっけ・・

 


学生時代、毎日のように母の恋人との関係を疑い、ひどい言葉をかけてきた母。

 

高校を卒業して家を出て、数年経ってもまだこの人は、私を疑うんだなぁ
そんな扱いをするんだなぁと思った。

 

親に対する憎しみや不信感が強かった当時の私にとって

「親孝行するべき」「親に感謝しなければならない」という周りからの言葉が苦しかった。

 

「親に感謝出来ない”わたし”がダメなんじゃ?」という罪悪感


複雑な家庭環境で過ごさなければならなかった方には

『育ててくれたんだから・・』

『親に感謝しなよ』

『親孝行しなよ』

という【正論】が時にその方を苦しめることがある。

 

 

相手の言葉に対してもそうだけど

『親に感謝出来ない゛私 ゛がダメなのだろうか?』という罪悪感。

 

その罪悪感が自分を責め、さらに自分を苦しめる。

 

苦しいですよね・・

「親に感謝できない”わたし”」がダメなんじゃないですよ。

 

「親に感謝出来なくても良いし、感謝しなくても良い」んです。

 

 

「親には、感謝しなければならない」という呪縛から、どうか自分を自由にしてあげてください。

 

親を許せない、感謝できない自分も、許してあげていいんですよ^^

 

昔の私は、ノートに親にされて嫌だったことや恨みつらみを永遠と書きなぐってましたw

「くそーーー!憎い!!」って。

 

良いじゃないですかー!

親に憎しみの感情持っていたって。

 

その感情を持つことを、自分に認めてあげて欲しいんですよ。

 

親に感謝しても良いし、感謝しなくても良い

 

あれから16年、ゆか36歳
母も70代になり、私も結婚してお互いが変化してきて、穏やかな関係になった


母の恋人に対する怖い、嫌なイメージがずっとあったけど、昨年亡くなったことで、少し変化した。

 


昔、母はアル中の父と離婚し、これからどうするかって時期に

 

『(相手の男が)子供がいらないって人だったら、どうする?』って小6だった私に聞いてきた。

(おーい!子供にそんなこと聞くんじゃなーいw)

 

ゆか『母ちゃんの好きにすれば良いよ』
(冷めてる・・人生諦めてるw)

 

それで一緒に暮らすことになって、めっちゃ苦しい日々が続くけど

母の恋人が、当時35歳で「私と兄も引き取っても良いよ」って決断をしてくれたのはスゴいな、私の今の年代だもんな

と、また違った見方や捉え方をすることが出来た。

 

母への憎しみもなくなってきた。

自分も歳を重ねるにつれて、変わってきた。

 

憎しみに囚われていた状態から、意識の向け方を変えてきたのもあるのかも。

 


ちなみに、今年の母の日は

旦那のお母さんにプレゼントと
『(旦那を)優しく育ててくれて、ありがとうございます』と伝え

母に電話し『母の日のプレゼント代わりに行きたがってた日帰り温泉でも連れていくね』と話した。

 

『今さら良いよ~(///ω///)』と言っていたけど、『温泉に年齢関係ある?w』って言っておいた。


昔、母が憎かった時代だったら考えられない。

 

最後にこのエピソードも書いたのは
『親孝行してる私って素敵でしょ?褒めて褒めて~!』ってことじゃなくw

 

「苦しい時期は、永遠には続かないよ」
ということを伝えたかった。

 

 

いつかは憎しみから変わるかもしれないし、ずっと変わらないかもしれない。

 

どちらにしてもいいんじゃないかと私は思うんですよ。

 


『親が憎い』
『親に感謝できない』

【世間の常識】と違うことを言うと
人でなしみたいな反応を受ける。

(これはヒトデ)

 

でも、「親に感謝しても」「親に感謝出来なくても」どちらでも良いんですよ。

自分を楽にしてあげて欲しいんです。

 

『育ててくれた親に対してそんなこというなんて』
『親には感謝するべきだよ』

 

そんな正論は、本人も分かってる

だからこそ「当然の義務」として人に強制されるのは苦しい。

 

分かってるけど
出来ないから悩むんだよね

 


『感謝出来ないけど
感謝しなくてはならない』

『憎しみがあるけど
憎しみをなくさないといけない』

 

「自分の本心を否定すること」が一番つらいことですよね。


今日は機嫌が悪くないかな・・と
親の顔色を伺い

今日は何事もなく過ごせるだろうか・・と空気を読んで

怒鳴り声や大きな物音に怯えて暮らす。

 

どんな家庭環境でも
【そこで生きていくしかない】から
自分が我慢するしかない。

 


我慢する時間が長いと

『自分が本当はどう感じているか』

『何をされるとイヤで
本当はどうされたいのか』すら

気づけなくなってしまう。

 

自分の感覚や気持ちを大事にして欲しい

 

私は数年前から、色々な心と体の癒しに取り組みながら
本来の自分を取り戻していっている。

というか、今もその過程だw

 

色々取り組んでみて思ったことは

「自分の感覚、感情、気持ちを大事にして欲しい」ということ。

 


これから、今までやってみて良かったよーとか

今やっているけど、こんな風に変化したよーってものを紹介していくこともある。


癒しを求めている人と
癒しを提供している人を繋ぐ


友達は『案内人の役だね』と言ってくれた。
バスじゃないけどガイドしていく役やw

 


中立な立場で素直な言葉で伝えていきたい。

 


これは昔の自分に伝えてあげたい言葉

そして、昔の自分のように
いま辛い思いをしてる方に伝えたい


「苦しい時は、ずっとは続かないよ

ここで負けるな
泥の中から這い上がれ」

 

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